伊方原発ここが危ない①

事故時の避難ができない佐田岬半島の孤立可能性集落 

 「下を見たら、くらくらするような、手すりもない急な石段を登りつめた所や狭い背戸にくっつくように家が建ち、よその庭を通ってしか行けない家々に住む人々がいます。事故が起きた時、細長い半島、伊方や佐田岬半島から脱出するのに弱い岩盤のいくつものトンネルがあります。海がしけたら船は出せない。津波が来たら船も岸壁に着けない。ここに住むおばあちゃんは「私らはよう逃げん、どないして逃げるの。あきらめとらい」と言います。」(門田さんメッセージ)

・100ヶ所の急傾斜地、193ヶ所の土砂災害指定区域など、各戸単位で孤立するおそれがあるが、避難計画は町の計画待ち。(阿部県議が一般質問で挙げた数字)

・全面緊急事態時には半島西側住民は原発の傍を通れなくなるが、未だに大分県との避難支援に関する協定も結ばれていない。

・自衛隊等が全力を尽くすことになって(阿部県議一般質問への県の答弁)いても、地震・津波の広域化などの状況に左右される。

 

フクシマの例:5km圏内の大熊町双葉病院からの患者避難には5陣にわたり延べ5日間掛かりました。全員避難の難しさを物語る例です。(「カウントダウン・メルトダウン」上巻(船橋洋一著)より)

 その2へ